九州国立博物館「よみがえる国宝」展
今日、やっとのことで「よみがえる国宝」を見に行ってきた。
実は、先週の火曜日(16日)に行ったら、15日の振替だとかであろうことか休館! 泣く泣く帰ってきたのだ。妙な開け方するなよな九博さん〜。
今日は、さすがに最終週だけあって、平日&イマイチ一般受けしそうにない内容にもかかわらず、めちゃめちゃ人が多かった。夏休みだねえ。
去年、平等院の神居文彰先生の講義を受けて、文化財修復に関してはある程度の知識があったので、じつはあまり期待していなかった。年間パスがあるので、無理やり見に行っただけなのだが、いや、なかなか見ごたえあった。さすが九博さん!
個人的に一番感激したのは、京都法界寺の阿弥陀堂内陣外側の小壁画が展示されていたことだった。法界寺は飛天の壁画を見に数回訪れたが、外側の壁画まで注視していなかった。阪神大震災時、あんなに崩れていたなんて今回の展示を見るまで知らなかった。そして、柱絵の迦陵頻伽の復元模写もみることができ、これだけでも大収穫。
あと、牛皮華鬘の実物も初めて見た。写真では分からない質感は、やっぱり実物を見るに限るね。
しかし、一番驚いたのは、国宝を守る人々を紹介するDVDだった。
見てたら、おや、どっかで見たことのある建物が…と思ったら、やっぱり我が母校だった。(≧∇≦)
昔から、うちの大学の西門のそば、ちょうど図書館の裏あたりに、ナゾの民家があった。いや今もある。そもそも、門はあれどいつも閉まってるし、出入りしている人も見たことないような超アヤシイ家で、この変な家さえなければ、キャンパスがもっと広がるのに…と、20世紀の学生時代から21世紀の今まで、心底、邪魔者視し続けていたその「民家」。それが…
ななんと、冷泉家だそうな。ひえええぇ(*_*;
(冷泉家というのは百人一首の藤原定家さんの家系なのじゃ)
DVDではその敷地の中にある宝物庫を守り伝えてきた人々の営みを映し出していた。あのアヤシゲな家の中に、マイラブ定家たんのおてまみとかが保存されてるわけよ。ああ、知らんかった〜〜〜
長生きはするもんだと、今日もまたしみじみ痛感した。
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