日本の神様カード
大野百合子 『日本の神様カード』 2010年 ヴィジョナリー・カンパニー
ひそかに人気の神様カード。サイズは普通のタロットを少し幅広にしたくらいの大きさ。紙質は申し分ないが、若干すべりにくいのは新しいからか。カードは48枚あって、プラス1枚、地元の産土神用の汎用カードがついている。1枚1枚にシンボリックな絵柄が描いてあり、裏面は渋い紫地に白の三つ巴紋。この紋が妙に動きがあり、運気は天の気を受けて変転していることを表しているようでなかなかイイ感じ。「禍福はあざなえる縄のごとし」を裏面で静かに語っている。
それぞれのカードの意味は説明書に詳しく書かれてあるが、48枚全部覚えるとなると結構時間がかかりそう。78枚のタロットで私は1年かかったし。ぅむむむ…
使い方は、概ねタロットと同じで、正位置と逆位置を取る。スプレッドは、簡単なのは1枚引きから4枚引きまで色々ある。
面白いのは二者択一に使う「鳥居のスプレッド」で、タロットのエジプシアン・アンク・スプレッドを横にしたような形(これが鳥居の形になる)に9枚並べる。スプレッドの中で、Aを選んだ結果とBを選んだ結果がでるので、これは使いこなすとすごく有用だと思った。タロットのエジプシアン・アンクでは、AとBを比べるにしても、自分とA、自分とBで相性を見るので2度展開する必要があるが、鳥居スプレッドだと一発で分かるわけだ。このスプレッド、タロットに応用しても使えるんじゃないかな… やっぱ鳥居はあんまりかな??
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