ルーン・タロット

鏡リュウジ 『改訂版神聖ルーン・タロット占術』 2000年 学研

北欧ルーン文字を使ったタロットカード。空白のゼロカードも含めて25枚ある。
もともと古代ゲルマンのアルファベットだったルーン文字は北欧で生きのび、一部の文字は今でもアイスランドで実際に使われているという。古代においては、木片などにナイフで刻みつけて表記していたので、木目と紛れて読みにくくなりがちな横線が避けられ、縦の長い線と斜めの短い線とを組み合わせた字形になったらしい。横棒が真横ではなく必ず斜めに入っているのが面白い。


古代ルーン文字(ウィキペディアより)

ルーンを使った占いは結構古くからあるようだが、ウィキの説明によると、ラテン文字のアルファベットが普及するにつれて、ルーン文字が古めかしく神秘的に感じられるようになったために呪術に使われるようになったとのことだ。もともとは実用的な文字だったらしい。

ルーン占いは、ルーン文字を書いた石を使ってやるのがオーソドックスな占い方のようで、アマゾンではルーンストーンも色々売られている。しかし、実占するなら、石よりカードのほうが占いやすいんじゃないかと私は思う。オラクル系の占いなら石でも全然問題ないが、少々凝った内容で占おうとすると、スプレッドを展開しなければならない。その場合、石は表裏かまわず出るし、おまけに向きも360度自由に展開してしまう。正位置逆位置を取らないならいいかもしれないが、それだと意味のバリエーションが半減してしまう。確かにストーンは持ってるだけで楽しいが、占いに使うならカードのほうが使い道が多い気がする。

で、この鏡リュウジ氏のルーン・タロット占術の本は、ご覧のとおり、カードのデザインはまずまずレベルだが(笑)、解説書が充実しまくっている。スプレッドというか、本では「キャスティング」と書いてあるが、展開法は8種類紹介されている。1枚引きから24枚使用するものまで、多様な展開法が紹介されている。その他、ルーンを使った呪術の方法なども詳しく説明されていて、とても興味深い。


昔、コペンハーゲンで購入したキーホルダールーン「ニイド」
私の誕生日のルーン。意味はneed=必要・欠乏


ニイドの生まれ
「あなたは慎重で思慮深い人です。それがこうじて石橋を叩いて渡るというようなところもあります。しかし、その半面、深い自己理解への欲求を持っています。心理学、オカルティズム、あるいは宗教や哲学などに惹かれる傾向がこのルーン生まれの人に多いのは、きっとそのためでしょう。決して、器用だったり発想力に富んで機転がきくというタイプではないのですが、物事に深く関わっていく力は抜群です」




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