クリムト トランプ＆タロットカード

クリムトファンにご紹介したい、ふたつのカード。
トランプとタロットカードです。

同じのが２セット梱包されたトランプ。
外箱の蓋は「アデル」の上半身画。

トランプカード背面は、おなじみのThe kiss（接吻）。ちなみに、この２人は唇だけでなくボディも接合していると聞いた。本当？

数字が書いてある表は、ごく普通のデザイン。紙質はプラスチックではなく、滑りのいい使いやすそうな紙で、極めて実用的な作りになっている。こんなトランプで遊んでみたいな…って、もったいなくて使えない貧乏性な私。

このトランプは「The kiss」の絵が展示されているベルヴェデーレ宮殿で買ったと記憶している。オーストリア航空を使った時、どうせならクリムト見て帰るぞ！とウィーンに一泊した。たまたま宿がベルヴェデーレから至近距離にあり、夕方と朝、２回もこの「接吻」を見に行った。

ベルヴェデーレ宮殿

画集で絵だけを見ている時は、なんでこんなに金ピカなのかとっても訝しかったが、宮殿に入ってハプスブルグ様式を目の当たりにすると、確かにこれでないと釣り合いが取れんわなと納得。ま、琳派みたいなもんですかね。

で、じつは密かにクリムトファンな私は、タロットカードもアマゾンで買ってしまった。(*≧∀≦*)
made in EUのタロットです。超円高の今、輸入品お買い得ってことで。（←言い訳言い訳）

ゴールデン・タロット・オブ・クリムト

カードのサイズはウエイト版タロットなどと同じサイズ。カード裏面は「Expectation」の絵を中央から上下鏡像にしたもので、正位置逆位置が分からないようになっている。

大アルカナのカード　（し、しかし、「愚者」がこれじゃ私は読めないなあ…)

表の絵柄のデザインはクリムトの絵のコラージュで、凝った金箔？がふんだんに使われていて、ハプスブルグ様式の雰囲気をうまく再現している。

ペンタクル10

なぜか大アルカナより完成度が高い小アルカナのカード。
とりわけペンタクルのカードは金貨がピカピカで見ていて飽きない。

こんな美麗なカードで占われたら、どんなに豊かな時間になるだろうとは思うけど、あまりにデザインが個性的すぎて私はちょっと読めそうにない。でも、眺める分にはかなり楽しめるカードだ。

2012年は生誕150年クリムト・イヤーだそうです。地味に盛り上がるかな？

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