須磨源氏寺と有馬温泉

今回、京都に用があって神戸の実家に帰っていた。

母の墓が須磨寺にあるので、帰ると必ず参ることにしている。今回は日程に余裕があったので、いつも行かないところまで行ってみようと、光源氏のわび住まいとの言い伝えがある源氏寺(現光寺)に寄ってみた。

源氏物語』は勿論フィクションなので、光源氏が実在するわけではないが、モデルの一人と目される左大臣源高明がその地に配流されたと伝えられることから、このような言い伝えが生まれたらしい。

光源氏は須磨のどのあたりに住んだことになってるのかなあと、確かに昔から不思議に思っていた。まさかあのビーチ沿いの松林の中じゃあるまい…とか、もっと山の上かなとか、色々考えたことがある。(なんせ国文でしたから) まさか須磨寺駅のすぐ横とはね、思い及びもしなかった。
駅から降りて歩いてる時は、結構山の方だと思ったが、現光寺の入口に立って振り返ると、道路のまっすぐ向こうに、どーんと海が見えたので、おお、これじゃ昔はもっと海が近かったに違いないと納得した。

本堂は大震災で全壊してしまい、現在は平成14年に再建されたピカピカのお堂が鎮座している。脇にある見事な松は震災にも耐えた昔からのもので、源高明芭蕉も眺めた松かもしれない。

ご住職様がまた親切な方で、本堂にお参りしている間に、わさわさと何か書類をまとめる音がしていたかと思うと、帰り際、寺に関する詳しい由来や概要を書いたリーフレットや源氏物語千年紀のフェスティバルの模様を紹介した地域本など、沢山くださった。帰ってから確認すると、5枚組の版画絵ハガキまで入っていた。ひえぇ、お賽銭少なかったのに申し訳なかった…と後で大後悔大感謝。
しかも「どちらから?」と聞かれて「ふ、福岡から…」と答えてしまってごめんなさいっ。誇大表示だったかも〜(^_^;)

須磨寺参道入口にあるお水とり場「須磨霊泉」

車で横付けできるので、みんなポリタンク持参で汲みに来ている。須磨寺内の水場でも同じ水が汲める。ここの水は年中水温が一定で、口当たりまろやかでうまい。真夏は感激的なほどひんやり!


須磨寺本堂

須磨寺にお参りした後、有馬温泉へ。
へへ、ちょっと優雅?

有馬温泉が神戸市内にあるというとみんなびっくりするが、そうなんです、有馬は六甲山中にあるのです。(つまり六甲山まるごと神戸市内?) 有馬温泉からロープウェイに乗って山頂に行ける。

ねねの像

有馬に別邸を建てたねねさんは有馬温泉のミューズ的存在。不思議なのは、今でも市街地から十分遠いのに、険しい山道をどうやってここまで来たんだろうってこと。昔のファーストレディはうちら庶民とはやることが違うのね、きっと。

有馬温泉「太閤の湯」

一日、有馬でゆっくりするならこちらがお薦め。金泉銀泉ふたつながら楽しめ、追加料金なしで岩盤浴も。美肌に効く炭酸泉「ねねの湯」もある。


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