九州国立博物館 美のワンダーランド十五人の京絵師

太宰府に「美のワンダーランド十五人の京絵師」を見に行ってきた。地味な展覧会だと思っていたが、平日にもかかわらずお客さんは結構いた。あまり俗受けしそうにない地味な展覧会をどう見せるか、九博さんの腕の見せ所。仕上げは現地でお確かめくださいまし。(^◇^)

今回の展示作品で最も印象に残った、というか衝撃的だったのは円山応挙の「雲龍図屏風」。
(画像はポストカードより)

この画は数ある雲龍図の中でもトップクラスの作品と言われているらしい。
応挙の「雲龍図屏風」をネット検索すると龍のアップなど沢山出てくるが、この作品は私の実感では、龍より雲がすごい。龍ももちろん気魄に満ちた迫力を感じさせてくれるが、見ようによっては結構おちゃめ、意外とファンキー。

この絵の前に立つと、渦巻くような圧倒的な「気」を感じる。前に立った瞬間、あ、こりゃやばいっ!と思いましたよ。しげしげ見てると吸い込まれそうになる。最初にわっと来るのが、とぐろ巻く雲。次にやってくるのが岩に砕け散る波しぶき。これらが圧倒するような気をむんむん発して、こちらの魂魄に迫り、渦の中に引き込もうとする。風を起こし渦を巻かせる張本人は稲妻をまとった龍かもしれないが、張本人の龍はどこか飄々として我関せずな自然体。このバランスがまた何ともいえない。なんでこんな凄い画が描けるんだろと不思議に思ってしまう。
ぼぉ〜っとしてたら魂抜かれて吸い込まれそうな画が描けるのは、やっぱりフリーメーソンだから??(←しつこい) 円山応挙、おそるべし。



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