モーガン・グリア・タロット MORGAN GREER TAROT

USゲーム社のウェイト系タロットデッキ。サイズは通常のライダータロットとほぼ同じ。素材はしっかりした滑りのいい紙製。カード自体には取り立てて文句のつけようはないけど、絵は好みが分かれるところだねこりゃ。


大アルカナ

ご覧のとおり、顔にフォーカスしたデッキで、余白が一切なくカード全面に絵が描かれている。輪郭線の強い絵で、色数も少ない。「星」のカードのヌードが、なんかリアルすぎると思うのは私だけでしょうか??


小アルカナ


小アルカナで一番目についた3枚。この剣の意匠は痛すぎる。

3みたいなカードが出ると、精神的苦痛というより「肝臓、大丈夫?」と尋ねてしまいそう。後光のような黄色い光も読みにくい(涙)。10のカードの血だまりもリアルすぎ。9も、とてもじゃないが、自分で追い込んだようには見えない。しかも、背後に屹立する岩山があるため、ますます救いがない(>_<)。


金貨の5も気になった。

ウェイト=スミス版(向かって左)では、教会の外を歩く通称「乞食カード」だが、このデッキでは、傷ついた青年と彼を抱きしめる尼僧が描かれている。青年は、正規の兵士ではなく農民一揆に立ちあがった村の若者だろうか、ボロボロに傷ついて教会に逃げてきたようだ。どんな経緯で闘いが始まったのか、尼僧は彼と特別な関係があるのか、負傷した彼は不幸なのか、受け入れてくれるシェルターがあるだけ幸せなのか…妄想はさまざまに広がる。「乞食カード」も妄想すればいくらでも広がるが、それ以上に絵解きが難しく、思わず感情移入してしまうだけにリーディングしにくい。

イマジネーション広がる良いカードなのか、茫漠とした使いにくいカードなのか…
使った人の数だけ答はありそう。




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