世界のトランプ8 ナイペス イベーロ・アメリカーナ
NAIPES(ナイペス) は、スペインで古くから使われているトランプで、もともと「ナイブ」と呼ばれるカードゲームのためのトランプだったらしい。また、「ナイペス」という言葉は、カードを表す古いスペイン語とのことなので、現行トランプより古い時代のカードといえる。タロットとたもとを分かつ前後のカードなのかしら。似ているところが多くて、見ていて飽きない。
この「ナイペス イベーロ・アメリカーナ」は、1929年に出版されたカードを、スペインのカードメーカーFOURNIER(フルニエ)社が1979年に復刻したもので、15、16世紀にスペイン、ポルトガルが入植したアメリカを題材にして製作されたものだという。一枚一枚が美しい水彩画で描かれたトランプです。
構成は、1〜7、10,11,12の全40枚。ジョーカーはない。8と9のカードもない。
スートは、通常トランプのダイヤ・ハート・クラブ・スペードではなく、ペンタクル(貨幣)、カップ(聖杯)、ソード(剣)、ワンド(棍棒)というタロットカードのスートと同じ。素材は滑りのいい紙。手荒に扱うと折り目がつきそう。
人物札の10はネイブ(従者)、11はナイト(騎士)、12はキング(王)。クィーンはない。
「ナイペス」ってトランプがクィーンのないカードなのかというとそうではないらしく、モノによってはネイブではなくクィーンのものもある。こんな感じ↓ スペインの地方札ナイペス(画像はアマゾンさんから拝借)
こうなると、もうマルセイユタロット↓との区別もつかなくなるよね。
※関連過去記事はこちら
世界のトランプ7 ロシアイコン
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