お金に愛される魂のみがき方

スピリチュアルメッセンジャー美鈴
『お金に愛される魂のみがき方』 2011年 芙蓉社

またまたお金の話題。年末らしくていいじゃない?
それにしても、どうして年末はお金に関心がいくのか。
お金が動く時期だからかな。

この本は2011年5月の出版で、私は夏ごろ買って読んだ。
お金に関する指南書は数多く出ているが、私は3.11以前の本は読む気がしない。「これで年収○○○○万円達成!」とか言って、ヨットハーバーでピースサインしているどや顔の著者の本なんか見ると、この人、今頃どうしてるのかなぁと余計な心配までしてしまう。世界が一変してしまった以上、今までのやり方じゃいかんやろ…。そんな気持ちでこの本を買ってみた。

著者の美鈴さんはバリバリの霊能者さんなので、まず、人間は何をするためにこの世に生まれてきたかという土台の確認から始まる。現界・現幽界・幽界・霊界・神界というステージを図示し、人間は「魂の学び」のためにこの世に生れてきたこと、同じ波長は引きあうこと等々、様々な法則についての説明がある。

その後、実践解説に入るのだが、ざっくりまとめると、苦労や困難は「魂の学び」ために与えられていることを理解し、逃げないこと。また、同じ波長同士は引きあうので、モノにしろ人にしろ出来事にしろ、自分の波長の高さ(低さ)と同じものが集まる。カネやモノに対する執着心が強すぎると、死後、未浄化霊となってこの世に留まり続ける等々。要するに、魂を成長させ、高潔な心で過ごすことが、良きものを引き寄せるカギだと仰っている。

なんだ、また精神論か、と鼻で笑うあなた。

いやもう笑う人も少ないか。一寸先も見えないこんな世の中じゃね。

で、私が面白いと思った実践をいくつか紹介したい。

① 財布のお手入れ
財布はキレイにふいて風通しよくする。財布はお金のおうちだから、お金が気持ちよく過ごせるよう、外出から帰ったらカードやレシートなど全部出して綺麗な布で拭きあげ、汚れたコインも拭いて、お札にはアイロンを当ててあげよう。最後に、お気に入りのアロマを垂らした紙片を入れて、自然エネルギーのピュアな波長でお金さんを喜ばせてあげよう。

② 宝くじが当たったら
宝くじは「当たってくれ!」「当たったら〜〜したい!」という万人の思いがこもり、それが残留思念となって当選金にも残るので「黒いお金」になる。宝くじが当たって運命が暗転した人は、その思念に飲み込まれた人だ。「黒いお金」を「白いお金」に変えるには、感謝の気持ちをもって自分や家族以外の人のためにそのお金を使うこと。当選金の3分の1、いや5分の1でもいいから、寄付などをして善意のお金を使うこと。感謝をもって人のために使うことが、残留思念にまみれた「黒いお金」を波長の高い「白いお金」に変える。

私はこれを読んで、初めて100円で買った宝くじが見事100円当たったので、30円コンビニ寄付した。3億当たったら1億どこかに寄付するつもり満々だったが、あいにくそこまでの学びは与えられなかった…

ちなみに、太田忠さんの確率計算によると、ジャンボ宝くじ1等当選確率=交通事故で450回死ぬ確率だそうだ。そんなに死にたくないので、買う時は義援金と思って100〜300円だけカンパしている。

③ 貯金のコツ
こんな時代だから、将来の生活や病気にそなえて貯金する人も多いと思う。しかし、「もしガンになったら…」「リストラされたら…」という心配から貯金をしていると、その強い不安の念が波長の低い出来事を引き寄せ、心配でたまらないことほど実現してしまう。貯金や保険をかける時は、お金を「貯める」のではなく「流す」という意識を持つこと。そうすれば悪しき出来事も流れていく。

この他にも、目から鱗な話や実践し甲斐のありそなアイデアがたくさんあるが、ネタばれしちゃいけないのでこれくらいで。



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