タルコフスキー ノスタルジア
本棚を整理していたら、映画のチラシのファイルが出てきた。
1980年代のものばかりで、一枚ずつクリアファイルに綴じてある。
その中で、強烈な印象とともに記憶に刻みつけられている作品が、この『ノスタルジア』
ミニシアター全盛の頃で、この作品は「完全ニュープリントにてアンコールロードショー」として上映されていた。タルコフスキーの映画はこの時はじめて見て、以後、フリークになってしまった。
これと同時期に、『サクリファイス』も同館でロードショー上映されたが、こちらはワタシ的にはイマイチだったな。
タルコフスキーの作品は劇場で全部見たが、一番好きなのは『ストーカー』。
タイトルの単語の意味は、当時、不明だった。今なら子どもでも知っている単語だが、しかし、そういう意味で使われてたのかどうか、内容が深遠すぎて、今もって分からない。
おかしかったのは『アンドレイ・ルブリョフ』という作品で、これは15世紀ごろのロシア正教の修道士が主人公の映画だが、途中でタタール人が町に攻め込んでくる。勇敢で獰猛(かつ野蛮?)なタタール軍が彼の教会にも攻め込んきて、略奪横暴の限りを尽くすのだ。
そのタタール軍の隊長のドアップが映った時、びっくりして口あんぐり開けちゃったね。
あろうことか、学生時代あこがれだった先輩にそっくりなのだ!(なんてこった)
それまでルブリョフに目いっぱい感情移入しながらストーリーに入りこんでたのに、こんな懐かしい人が登場したもんだから、いっぺんにそっちに感情が移っちまった。そのあとは、どうしてもロシア人のルブリョフに感情移入できなくて、ああ、東西のギャップってなんて深いんだと…
こんな笑えないような笑えるようなエピソードも思い出した秋の夕べ。
皆様はいかがお過ごしでしょうか…
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