北海道立近代美術館・三岸好太郎美術館(札幌)
北海道旅物語vol.2
札幌は、この10年で数回訪れましたが、いつもスキーの帰りだったり、フライトの前泊だったりで、観光ポイントの定番を見て回るのがせいぜいでした。雪まつりとか、大通り公園とか、時計台とか、北大イチョウ並木とか、赤レンガ道庁とか、羊が丘とか(あこれはちょっとマイナーか)。
もうひと通り見て回ったので、ついに念願の美術館訪問の機会がめぐってきました!
美術館って時間かかるんですよね意外と。よっぽど時間と体力に余裕がないと行けない。今回はもう余裕余裕でしたけんね。
【北海道立近代美術館】 札幌市中央区北1条西17丁目
◎HP:http://www.dokyoi.pref.hokkaido.lg.jp/hk/knb/index.htm
◎アクセス:JRバス、中央バス「道立近代美術館」下車
行ってみたら、「『さとぽろ』とその時代展」という特別展が開催中。
『さとぽろ』とは、1925年、札幌で創刊された詩と創作版画の雑誌です。
北大の学生や教員が中心になって活動し、1920年代後半の札幌における先鋭的な芸術動向をリードする意欲的な運動体だったそうです。その版画や挿絵などを展示したのが今回の特別展。
展示室入口でぼおぉ~っとしてたら、ちょうどギャラリーツアーのスタート時間で、そのまま参加。心の準備も知識のストックもないのに、30分説明を聞いてまわりました。
この美術館ならではのコレクションもあったと思いますが、なんかギャラリーツアーの印象が強くて、ほとんど記憶に残っていないという(*_*;
で、美術館を出ようとしたら、隣に三岸好太郎美術館ありますよ的な表示があったので、迷わずお隣りへ。
お隣は知事公舎です。庭続きで三岸好太郎美術館がある。
【北海道立三岸好太郎美術館】札幌市中央区北2条西15丁目
◎HP:http://www.dokyoi.pref.hokkaido.lg.jp/hk/mkb/
◎アクセス:JRバス、中央バス「道立近代美術館」下車
三岸好太郎は、大正から昭和初期、近代日本洋画の青春期を駆け抜けた夭折の画家です。享年31歳。
私は奥さんの三岸節子さんに関する本を読んだことがあり、その関係で、いつかは訪れてみたいと思っていた美術館でした。
三岸節子さんを描いた『赤い肩かけの婦人像』
どこにあるのかも知らなかったし、調べるのさえ忘れていたのに、なぜかいきなり訪問のチャンスをいただいて、こりゃ奇跡だね(喜)。しかも、入口を入るといきなり「無料ガイドいかがですか」と誘われ、勧められるまま、またもやギャラリーツアー、スタート。(^^ゞ いや、ギャラリーツアーってけっこう気を使うもんですね。絵の記憶がボヤケちゃっていかんいかん。
福岡市美術館にも彼の代表作があります。
いつも常設室で見ていたこの絵『海と斜光』
その絵の一部みたいな絵がこの美術館にありました。『のんびり貝』
作風は何度か転機があったようですが、最後はシュールレアリズムに行きついたようです。
その代表作が福岡にある『海と斜光』。なんでこれが福岡に??
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