お風呂の効用 - 放電とヒートショックプロテイン

すっかり季節も冬に変わり、年末モードにはいりつつある今日此の頃。
世相もあわただしくなってまいりましたね。

風邪の季節でもあるので、こんな時こそ意識して体はゆっくり休めたい。
私は、真夏でも、シャワーだけなんてとんでもない!ってくらいのお風呂派なので、突然ですが、ちょいと風呂について語ってみる。(^^ゞ

関係ないけど、実家の妹は元キャリアウーマンで、ずっと風呂嫌い、シャワー派だった。なんでも、ぼーっと風呂に入ってる時間が無駄に思えて仕方なかったと。なので、温泉など論外だった。そんな彼女も、今では温泉地の温泉施設で楽しく第二の仕事人生を送っている。人間って分からんもんですな。

知人にも、バスタイムはシャワーだけという男性がいた。
彼は仕事で四六時中パソコンに向かっているので、「シャワーだけじゃいかんやろ」と余計な助言した。パソコンなんかに囲まれて生活してたら、体に静電気や磁気が溜まりすぎるでしょ。水は電気伝導率高いから、しっかり風呂に全身つけ込んで放電させんと体おかしくなるよと。

あんまり私が言うもんだから、半信半疑で彼は風呂に入るようになったらしい。で、それ以降、しょっちゅうひいてた風邪をひかなくなったと。(゜o゜)

本当にそんな効果があるんだと、改めてびっくり。
私自身はめったに風邪ひかないので、よく分からんかったが。

最近知ったが、彼が風邪をひかなくなったもうひとつの理由は、ヒートショックプロテイン効果かもしれない。

講談社のHBRのキーワード辞典を見ると、ヒートショックプロテインとは次のようなものらしい。

正確にはヒートショックプロテイン70(HSP70)という。
お風呂に入ると体温があがるが、その際、我々の身体は体温上昇をストレスとして感じる。このストレスに対する防御タンパクとしてHSP70が誘発されるらしい。

HSP70は、身体中の傷んだ細胞を包括的に修復し、修復しきれないほど傷んだ細胞は、静かに殺してくれる。ほかにも様々な病原体に対して効果があると言われており、つまるところ、免疫力アップにつながるというわけだ。

さて、気になる入浴方法だが、HSP70を誘発できる入浴方法は、40度のお湯に肩までどっぷり浸かって20分入る方法だ。これで体温を入浴前より2度ほど上昇させることができる。(流行りの半身浴じゃないんだね)

そして、大切なのは、お風呂から上がったらタオルやバスローブなどで身体をふいてから、ゆっくり時間をかけて体温を下げること。汗がなかなか引かなくて、少し不快な思いをするくらいがちょうどよい。このストレスを感じることも重要らしい。まちがってもエアコンや扇風機で急冷却しないように。

HSP70は、ナチュラルキラー細胞を活性化する働きがあるが、この細胞の動きがピークになるのは、入浴の2日後だという。そして活性化は、ピークをすぎると5日後に沈静する。つまり、この20分浴の効果は結構続くってことなので、毎日やる必要はないということだ。

冬場はさすがのシャワー派も寒くて風呂に入るだろうが、夏場も、週末くらいは、ゆっくりどっぷり20分浸かる入浴をしたほうがいいということか。もちろん、パソコン仕事な方は、放電するために、年中、毎日お風呂必須でしょうけど。


むかし日参してた「まむし温泉」



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